■アマチュア時代の大江慎也 / nobさん (1997.12.20)
はじめまして。nobと言います。
大江慎也はアマチュア時代からのファンでした。
当時、私は北九州市八幡で高校時代をすごしたので、彼らとほとんど
同じ年齢ですからリアルタイムで彼らを知っていました。
大江は、バラ族時代からバンドをやってる学生の間では有名でした。
というより、バラ族というバンド自体が有名でした。
そして、人間クラブになると当時の北九州の音楽好きの高校生の間では
知らない学生はいないくらいになっていたと思います。
金髪のボーカリスト、南浩二の横でギターをかき鳴らす大江さんは
ほんとに格好良かったです。
当時「L-MOTION」のテレビがあっていて、それに何度か
出演していました。
「ガキども、こんにちは」と南浩二がひとこと言って演奏した
こともありました。
人間クラブは、不良の匂いのプンプンするバンドでした。
そんなバンドに、県下有数の進学校である福岡県立東筑高校出身の
大江さんがいることが格好良かったし、ボーカルの南浩二がほんとに
めちゃくちゃ格好良かった。
妹の友達が、人間クラブが大好きでよくライブに行っていました。
ほんと、地元のバンドという感じでした。
懐かしいですね。
■はじめまして / ぐっちさん (1997.12.17)
このような大江慎也の話題を扱うHPがあるとは驚きました。
同時に非常に嬉しくもありました。
私はもうロックとは縁遠くなってしまい、新譜などはまったく
買っていませんが大江やルースターズは今でも聴きます。
大江のソロを熱心に聴いていたのは、もう十年も前になるでしょうか。
彼の歌は私を恐ろしく不安にし、どこか異世界に漂っているような
気分にさせました。
私は大江の病的な部分にひかれました。
本来、彼がもっとも解放されるはずの歌うという行為なのに、全身から
不安感と違和感を発してしまう大江。それでも歌うことしかない大江。
痛々しい姿ではありますが..
私は彼のライブは3回見ています。
川崎のライブハウスでのスターリンとのジョイント。
どこかの大学祭で2回。
いずれも何かに追いかけられいるような大江の姿が印象的でした。
やはり川崎のライブハウスでのチケットを手に入れ、喜び勇んで
でかけたら、都合により中止。
それ以来大江の姿は見ていません。
どうしているのでしょうか。
私はALIVEのビデオが一番好きです。
あの大江の歌声、姿はどこか神々しくさえあるように感じます。
■大江さんの時代が好きです / 戸越さん (1997.12.15)
インターネット始めてから約1ヶ月。
ダメモトで ”大江慎也”を検索したらナントこのページが
あって驚きでした。
嬉しかったので 初めてメールを送りました。
ルースターズのライブって恐いイメージがあって、一度も行ってないけど
そのぶんレコードを聞きまくりました。
聞きまくったレコードの中でもいちばん好きなのはルースターズ1st.
ジャケット写真は恐い感じでクールスみたいだったけど
曲はメチャカッコよかった。
レコードはひととおり聞きましたけど φPHYあたりからダメになった。
今聞き直すのって大江クンが元気なころの1枚、2枚目あたりです
ハナダくんもルックスは良いけど、あの路線にはついていけなかったし、
ソロの大江ばかり気になってたし....
とゆうワケで、 ルースターズ(大江のって言ったほうがアタリ?)の
ページを見つけて嬉しくてメールしました。
まさか あるなんて思ってなかったから
■自己投影できる唯一の存在 ~大江慎也 / KY(1997.11.28)
何で、こうも大江の事が気になるのか自分でも分からない。
もう遥か昔に隠遁したというのに・・・。
酔うと大抵、大江のビデオを観てしまう。
特に滝本さんから貰った初期のライブ映像を繰り返し観ている。
鬼気迫る大江ギター、池畑のドラム、紙一重の状態の大江を
表現する言葉が見つからない。
ハッキリ言って大江慎也は過去の人。(認めたくないけど)
だからこそ、自分なりの大江像を作り上げる事ができて、
それに酔ってしまえるのではないだろうか?
そこまでこだわってしまうのは、やっぱり大江が好きだからであろう。
■「ALIVE」のビデオについて / 潤さん (1997.11.16)
ALIVEのビデオ、今でもたまにみてますよ。
僕はあのなかでは、SO ALONEがすきです。
あのビデオに関してはヴォーカルはいれかえてないもんと思ってたんですが..。
サタデーナイトもそのままじゃないでしょうか?
このライヴCD・はVICEのほかにも、日本クラウンからもでてますね。
クラウンの方は、
1. 1970
2. Just Walkin'That Road
3. Revolutions In Communication
4. Kareidoscope
5. Love Love Love
6. Vision Of Dusk World
7. I Know It's Veautiful
8. Birth Of Gel
9. Sad Song
10. Street Light
11. She's Got Away
12. Saturday Nihgt
13. 1970
CDの方はいまでもしょっちゅう車できいてます。
ホント、よく飽きもせず聴いてます。
P.S. Let' Rockは日本語のほうが好きです。
■大江のビデオ「ALIVE」 / YAMAMOTOさん (1997.11.15)
YAMAMOTOです。
(といっても「RUMI YAMAMOTO」さんとは全然関係ありません。
ちなみに私は男性です)
このHPをみていて、本当に懐かしく思います。
といってもそんなに年寄りではない。 まだ30代です。
(30代も年寄り・・かな?笑)
「彷徨する魂・大江慎也の軌跡」のなかで「ALIVE」の
CD版は載っていましたが、ビデオ版があるんですよ。
曲目
1. JUST WALKIN’ THAT ROAD
2. KALEIDOSCOPE
3. LOVE LOVE LOVE
4. VISIONS OF DUSK WORLD
5. SHE MADE ME CRY
6. BIRTH OF GEL
7. DROOPING AFFECTION
8. SHE’S GOT AWAY( NO NO NO )
9. LET’S ROCK
10.SATURDAY NIGHT
11.SO ALONE
12.IF YOU LEAVE ME
以上12曲 (知っていたらごめんなさい。)
CDと同じく「vice(クラウンレコード)」で、私のは
βテープ(今じゃ超マイナーな)版で「78CB-14」です。
VHSも友達の加藤氏が持っています。
CDに入ってない未収録曲もあり、CD・テープ両方持っています。
(全部の曲聞きたかったため)
中でも「9. LET’S ROCK」「10.SATURDAY
NIGHT」は、客の盛り上がり方が異常です。
このビデオを見て、「人間クラブ」時代(だと思うが)の
「SATURDAY NIGHT」を知った。
「パラノイアック・・」の時と同じくボーカルの「後録り」がわかります。
(口と歌とあわない)
「7. DROOPING AFFECTION」のギター(YUICH
KASAMATSU)のソロの入り方はハードロックしていておもしろいです(笑)
で、私はこのビデオを見てインクスティックでのライブへ行きたくなり、
「FAREWELL」を見てきました。
ビデオ「FAREWELL」では何事も無いように見えますが、実際は
PAスピーカーがとんでしまい、会場中一時生音を聞いていました。
「バンマス柏木」のあわてているのがよくビデオでわかります。
曲名はビデオをみて当ててください。(笑)
しかし生で見た「バンマス柏木」のギターは、はたして曲と
あっているのかな?と思いました。(いい加減な感じがした。)
もし見る機会があったら見て、そして聞いてみてください。
個人的にはバンドでBASSをやっているので「KIYOMI
SUMI」さんが気になってしかたありませんでした。
彼女今どうしているのかな?
いろいろ言いたいこと(ルースターズのコンサート関係や大江の
ロフト3DAYS等)がまだまだありますが、
今回はこのようなところでおしまいとします。
■「大江慎也に関わった3人の男について」考 / 竹田さん (1997.9.19)
私はちょっと視点を変えて、大江についてではなく、大江が音楽活動を
する上で関わった3人の人物について語りたいと思います。
なお、この3人を選んだのは完全に私意によるものです。
あしからず。(^^;
1.池畑潤二
ウムム、怪物だ(By 山名昇)。
81年の夏に初めてこの人のドラムミングを目の前で見た時から、
ドラムに対する考え方が変わりました。
大江も早くから、この中学時代の同級生の才能には目をつけており、
高校時代に結成したバラ族からルースターズがデビューするまで
自分のBandに引っ張りこんでます。
人間クラブ解散後、ハイスクールというBandをやるがうまくいかず、
再び花田、井上を巻き込むのに、「池畑もいっしょだから」という
口説き文句があったと聞いてます。
大江の音楽的指向と池畑の爆裂ドラミングがマッチングして、
歴史的名盤が生れております。
「ニュールンベルグでささやいて」です。
当時、こんな音を出すBandが日本で存在したというのは
奇跡だと思います。
大江はこの頃、ジョン・ライドンを意識しているとよく発言して
いましたが、PILにも十分対抗しうる説得力がある(ミニ)アルバムでした。
たった4曲入りなのに、密度の濃さは発売したアルバムの中ではNo.1です。
その後、ますますオルタネイティブな指向を深める大江の音楽性に
「ついていけなくなった」と脱退する訳ですが、彼の才能は
大江によって引き出された面も大きいのではないでしょうか。
2.柏木省三
今となっては、この人にはあまりいい印象はありません。
確かにルースターズを表舞台へ引っ張り出し、Bandの初期においては
レコーディング等にアイデアを提供、アルバムそれぞれにカラーを
つけた功績は認めるところです。
(でも、「Radio上海」にしてもあまりセンスがいいとは思えないのですが・・・)
大江がソロになった頃から、どうも商売っ気ばかりが目に付きだしました。
ファン心理を逆手にとったような未発表音源を発売したり、
ソロになった大江を操り人形のように扱っていたりと…。
(ちょっと、言葉が悪いですが)
大江の良き理解者だったとは思うのですが、プロデューサーという
立場を考えれば、少しでしゃばり過ぎたというところでしょうか・・・。
1984のLive後のサイン会で、うつむいたままの大江に対して、
「握手くらいしてあげろよ」と命令(?)する姿を見て、
ほんとに嫌悪感を感じてしまいました。
現在、充電中の大江が仮に復帰する事があるとすれば、彼の手に
染まらずにシーンに戻ってくる事を切に望んでおります。
3.下山淳
最後はちょっと意外ですか?
1984からルースターズに加入した訳ですが、大江との共同作業自体は
少なかったと思います。
山形出身という事が関係あったかどうか分からないが、下山は大江を
かなり客観的に捉えていたようでした。
それは、花田が大江を見ていた目とは明らかに違うものでした。
下山はルースターズ後期の大江の状態には、相当いらだちが
あったようですが、仮に病気前の大江と火花を散らせて、曲作りを
していたらどんな音が出来たのだろうかと想像してしまいます。
「DIS」は大江色満開のアルバムですが、下山はまだサブ・メンバーと
いう位置づけで、音の主張が強く感じられません。
また、「Phy」は下山と花田の共同作業で生まれた名作でありますが、
大江の存在はこれまでの中で一番薄いと感じております。
(「Good Dreams」もありますが、どうも寄せ集めという感が強く、
トータル的なアルバムとしては考えにくいのです)
ただし、下山の場合は音の「骨」を作ることより、「肉」づけを得意と
するタイプだと思われるので、2人で作業したとしても、結局は
大江色の強い曲が出来ていたかもしれません。
ルースターズの一番しんどい時期を真正面から受け止めていた
苦労人でもあります。
■Roostersとの出会いから現在まで / 滝本さん (1997.9.7)
Roostersとの出会いは1stの頃だからかれこれ16,7年の付き合いになる。
Roostersを知ってから日本の同じようなバンドをこれ程までに
好きになったことはない.どうしても比べてしまうからだ。
Roostersを聴くまではこの手のバンドではMODSが好きだったのだが、
MODSも聴かなくなってしまうほど.強烈なインパクトがあった。
私の中のRoostersは大江で始まり大江で終わっている。
その後のRoosterzも好きなのだが大江在籍時の様に熱中はできず
解散LIVEも後から知ったほどだった。
大江の声,ギターの弾き方,そして狂気性を感じる眼すべて好きだった。
そう,その振る舞いにわざとらしさが全く感じられないからだ。
それがあだとなってソロの大江はひどくなっていくのだが...
とにかく大江の一挙一動に注目をしていた。
Roostersは私が理想としているバンド体系をすべて兼ね備えていた。
無駄なMCは一切せずただただマシンガンのように演奏をし,
そっけなく帰っていく.そのそっけなさ(メンバー全員)が大好きだった。
DIS以降の大江も大好きだった。
下手なパフォーマンスよりずっと緊張感があったあの奇妙なダンスも
慣れてくるにしたがって不思議と「もっとみたい」という欲求がわいてきた。
あの頃私はもう完全に大江のことしか見ていなかった。
Roosterzから大江が抜けたのを聞いた時はショックだった。
大江がソロになるまではいろいろな音楽雑誌を毎月立ち読みして
復帰記事が出ていないかチェックしたものだった。
ソロになってからも頻繁にLIVEには通ったのだが大江自体の曲が
少なくなった事もあってRoosters時代ほど熱狂はしなくなった。
けれどソロの大江は不格好だが格好良かった。
早川義夫の「かっこういいということは,なんてかっこう悪い事なんだろう」の
逆を歩んでいたような気がする。
大江の基本的なスタンスはおそらくRoostersの頃と変わってはいないはずだ。
今大江は実家にいるそうだが、復帰して欲しい気持ちとそうでない
気持ちが半々だ。
私も年を取っているように大江も年を取っている他のRoostersの
メンバーのように格好良く年を取っていない気がする不様でも
その時のありのままの姿を見せていてくれたように...
その姿を見るには今の私には心の準備が必要だ。