大江慎也&The Roostersの軌跡

その昔、ルースターズというバンドがあって、SからZに変わって、大江さんが復活して・・・

2004/03/20, MAGIC ROCK OUT

■2004/03/20, MAGIC ROCK OUT / Sさん (2004.03.22)

まず私とルースターズの歩み。
私の3年間の高校生活は、ルースターズに明けてルースターズに暮れました。
本当に暮れた、、、そして現在36歳です。

大江(長い事、彼の事を「大江」と呼んできたので、あえて、愛と尊敬を込めて大江と書かせていただきます)が、めちゃめちゃ好きでした。
でもルースターズ脱退後は彼のソロでの音を聴いていません。
大江脱退後のルースターズもほとんど聴きませんでした。

このHPを見て「あぁそういえば、ソロで出したっけ」と思い出したくらいです。
たぶん、そのソロアルバム(?)発売記念のサイン会に大江が来なかった、というショックからだと思うのですが、、記憶は定かでは無いのです。
覚えているのは、それはクリスマスかクリスマスイブの日でした。
大江に会えなかった悔しさで、泣きながら帰った、という事。
「まだダメなんじゃん、あの馬鹿野郎」と思いました。
ルースターズは今でも時々聴きますが、、。

つい最近、ルースターズファンである友人から「大江が出るんだけど、MAGIC ROCK OUT行く?」と誘われました。
もうびっくりしました。もう音楽なんてやらないと思ってましたので。

正直に言うと、全く期待してませんでした。
音楽と人」でのインタビューの大江を見てしまったから。
元々童顔なのに、すっかりオヤジになってしまって、どう見てもとっちゃん坊やです。 ROCKな欠片も無い。
でも、インタビューを読むと大江自身は楽しそうでした。
それは嬉しかった。
でもまさか、音楽活動をしてくれるとは夢にも思わず。

で、MAGIC ROCK OUTです。
今は当時のような熱い思いもなく、すっかり冷めた邪悪なファンですので(笑)
近くで観るのは止めようと思い、かなり後ろの方で見ていました。
出てきた大江は上下真っ白。遠目にはかっこいい!
おまけにギターを持ってるじゃないですか!!!
私はギターを持った大江は見た事が無かったので、もうそれだけは感激!!!
鶴川も相変わらず綺麗(に見える)。

でもライブが始まって数分間は、何の感情も湧いてきませんでした。
あぁ英語か、相変わらずへたくそな歌だなぁ。ギターいいじゃん。
でも、ずっと下を見ていた大江の目が、観客の方を見た時。
あの目だった。怖い。

絶対目を合わしちゃいけない、でも自分の目をそらす事も出来ない、しかしきっと合う事はない、あの目。
凄く嬉しかった。本当に大江なんだと思った。
大好きだった大江だ。
ギターはかっこよかった。
やっぱり「花田より良い」と言われただけある。

曲は、最後の一曲かCase of Insanityしか判らなかったけど、最後に大江が笑ったんです。
近くて見ると確かあまり可愛い笑顔ではなかったような記憶があるのですが、あの目とあの笑顔とギターで「チケット代の元はとったぜ」と思った夜でした。
今度は近くで見たいと思います。