大江慎也&The Roostersの軌跡

その昔、ルースターズというバンドがあって、SからZに変わって、大江さんが復活して・・・

ルースターズについて (1997.10.2)

ルースターズについて / Tomokiさん (1997.10.2)

ルースターズは石井聡互の”BURST CITY"で知って、その後のシングル
ニュルンベルグでささやいて”で完全にはまりました。

大学生になって、空ろな日々を無為に過ごしていた頃のBGMが「φ」や
「DIS」、「GOOD DREAMS」の曲群でした。
そんなある日、学祭にルースターズが来るってんでいろんな思いを抱いて
見に行った時は、もう大江は脱退していて花田がただ轟音ギターを
掻き鳴らすステージでなに歌ってるのか解らない物でした。
偶然にもその前座に高校時代以来、音信不通だった友人が自分のバンドで
ギタリストとしてステージに上がったのを観て驚いたことの方が
印象的だったくらいでした。

学生生活の終わり頃に、大江のソロライブをやはり学祭で見る機会があり、
今のかみさんと見に行ったんですが、もうほんとに”病人がステージに
立ってる”といったそれは痛々しいもので、観ているこちらが辛くなりました。
”STAND BY ME”を声を振り絞って歌う姿には泣けてきました。

ルースターズはよくエコー&ザ・バニーメンと比較されますが、
大江脱退後のルースターズがよくジュリアン・コープの曲を
カバーしていたように、資質はジュリアンのそれに近いと思います。
躁鬱を繰り返しながらも、何年に一度か傑作アルバムを発表してくれる
奇人ジュリアンのように、大江にも戻ってきて欲しいと願っています。