大江慎也&The Roostersの軌跡

その昔、ルースターズというバンドがあって、SからZに変わって、大江さんが復活して・・・

初めて観たLIVE ('83 福岡市民会館)

■初めて観たLIVE('83 福岡市民会館) / 齋藤さん (1997.9.21)

'82年の6/19の都久志会館のLIVEチケットを恐る恐る買いに行く。
お姉さんが”立ち見だけ残ってます”と言う。 やっぱり怖いんで止める。
あとで、ニキビ面でPUNKヘアーの悪そうな女先輩に”立ち見でもいいやん、なんでいかんやったと?”と笑われる。
その先輩はその後行方知れずになった。

83年の福岡市民会館は行った。
初めてのROOSTERSのLIVEだった。
チケットを前と同じ西新ユニードのプレイガイドに買いに行った。
嬉しくて切符を見る、ん?、SがZに、ありゃ、違ったかな?
いや、7人になったし、これで良いんだろう。

イベンターがとんづらしたらしく、ごたごたしたLIVEだった。
なんでPUNKSが前でぎゃーぎゃー言いようと?
これでPUNK嫌いになりました。(以後12年ぐらい)。 
でも演奏は良かったと記憶している。
待望の大江は顔が見えない、終始うつむいてるからだ。 
歌う姿はまるで子宮で震える胎児の様に力強くも危なげで、妙に気持ち良かった。

HARD RAINではリードギターを弾いた。
テレキャスを抱きしめるように弾いていた。
L・A WOMANの迫力には圧倒され、サンハウス
ふっと一息(SO ALONE)には今までにない安らぎを覚え、ふらふらしながら家に帰った。

翌日からは”狂気”がキーワードになり、ますます誰とも口をきかなくなり、そのくせ隣のクラスの悪っぽい女が妙に気になりだし、家に帰るとすぐにドアーズのコピーをギターで試みて・・・
あれは何だったんでしょう?(知るか)

取り敢えず、この時の大江を観て、歌うのもいいなと思いました。
結構、気持ち良さそうでしたから。