大江慎也&The Roostersの軌跡

その昔、ルースターズというバンドがあって、SからZに変わって、大江さんが復活して・・・

ルースターズと演奏した事がある

ルースターズと演奏した事がある / 今島さん(2000.10.10)

恥ずかしながら私ルースターズと演奏した事があります。
私の音楽人生の最大の誇りです。
当時、私18才、バンド三昧の高校生活の結果か?見事大学受験に失敗し、友人と東京に出てバンド生活に入りました。
ストーンズ神様状態の私達が始めて行ったクロコダイル。
そこにいたのが「ルースターズ」でした。 
かまやつひろしが見に来ていました.
曲毎にスネアを交換するドラムがカッコよかった。 
ベースの井上さん?がカッコ良かった。

ロージーに打ちのめされた。 
女性の「やりたいだけ~!」の手の仕草にぶっ飛んだ。
翌日、テープを買った(当時CDは無かった!!)。 
今もそれがMY FAVARITE SONGS!!
その後、友達はエコーズに入った。
ZOO(愛を下さい)のエコーズです。
ベースの伊黒俊彦です。 自分はあせった。 
でも、どうしようもなかった。

当時パチンコ店でバイトしていたバイト仲間にルースターズフリークがいた。
バンドを組んでルースターズまがいの事をしていた。
そしてパチンコ店の客に白竜がいた。
そしてぬぁああんと、ルースターズの超ハンサムボーイ??がいたのである。
おずおずと話かけると音楽の趣味が合った。

ある筋の紹介でルースターズのオーディションに参加した。 
ベースがいなかったのだ。
ドラムの人も初期と変わっていた。あの四角い顔の人ではなかった。 
当時、雑誌で「大江さんが歌を歌えなくなった」事を知っていた。 

参加したのは2人だった。
最初の人の演奏を聞いて「勝った!!!」と思った。 まじ、へたくそ!!
そして自分の時が来た。「どうしようもない恋の歌」を演奏した。
途中から大江さんが歌ってくれた。 
歌えなくなっていると聴いていた大江さんが歌っている!! 

これで緊張しない人がいるかぁ?
いるよ! そーでなきゃやれないって! 
自分はルースターズを神格化し過ぎていたんだろう。
でも、一緒にやりたかったらそんな事のり超えてアピールできなきゃだめだって!
15年たった今、そう思う。

その後、ルースターズのワゴンで ??さんのマンションにいった。
新米のギタリストが「今度、こいつ、はいんの?」とか言ってた。
こんな程度の奴が?とも取れるし、どっちでもいいようにも聞こえた。
結局その後のツアーでは他の人がベース弾いてたけど、でも、でも、
それは自分の唯一の自慢です。 
田舎もんの自分がずっと憧れてたクロコダイルで始めて見た
バンド「ルースターズ」。 

それまでの自分の音楽の常識をぶち壊してくれたバンド。
自分のベースで大江さんが歌ってくれた事が自分の、自分だけの喜びです。