大江慎也&The Roostersの軌跡

その昔、ルースターズというバンドがあって、SからZに変わって、大江さんが復活して・・・

ロックンローラーでしかない (2000.03.04)

ロックンローラーでしかない / Inoueさん (2000.03.04)

色んな方の、大江に対しての想い・・・
俺もまた、人とは違う想いを持ってます。

Roostersは東京に来た当時からお気に入りのバンドで、年中ライブに行ってました。
あの狭いロフトで、フロント3人がジャンプしまくっている姿が格好良かった・・・
野音で当時よくやってたイベントでは、大概トップで出てきて、あっという間に腰を浮かせてしまう、Roostersは、そんなバンドでした。
俺が聴いていたのはせいぜい「C.M.C」あたりまで、圧倒的な疾走感が大好きだったから。

俺も当時バンドをやっていて、少なからずも影響を受けていた。
そして、今のカミサンも某バンドで歌っていて、更にRoostersの手伝いみたいな事もしてた、大江が好きだったのね、彼女。
俺と付き合うようになってからも、たまに大江の相談に乗ったりしてたみたいで、ジェラシーを覚えたモンだった。若かったからな~

そのうち俺達も、自分のバンドの事で忙しくなって、結婚したりもあって、段々大江、Roostersとも縁遠くなっていった。
風の便りで聞く大江の話は、いつも「病気なんだってよ」って話ばかりでさ、、、

俺にとって、Roostersは大江だったし、そいつはいっつも俺を悩ませるイカしたロックンローラーだった。
俺もバンドを辞めてからかれこれ10年経つけど、たまに会う古い知り合いに「アレ~?生きてたの?」とか、「イギリス行ったって聞いてたけど~」とか、ようわからん噂が流れてる。
でも、俺はいまだに音楽創ってるし、これから先も音楽家として生きていくんだ、誰も知らないだろうけど。

大江をシドバレットにするのも面白いけど・・・きっと音楽やってるよ、本当の音楽家ロックンローラーだと思うもん。
農業してても、家作ってても、点滴打ってても、本読んでてもロックンロールっていうのは、そういうもんだから。