大江慎也&The Roostersの軌跡

その昔、ルースターズというバンドがあって、SからZに変わって、大江さんが復活して・・・

大江慎也 (2002.12.14)

大江慎也 / yamagishiさん (2002.12.14)

私にとって大江慎也ルースターズは物凄く不思議なバンドです。
私がルースターズを知ったのは『φ』からで、好きになった途端大江慎也は脱退してしまったのですが、花田さんと下山さんも結構好きだったのでその後もレコードを買って聞いてました。
NEON BOY』なんてかなりよかったと思います。

しかしながら、『φ』および、そこから遡って聞いた『GOOD DREAMS』,『ニュールンベルグで囁いて』から受けた印象はかなり深かった、としか言いようがありません。
そしてそのことが不思議で仕方ないのです。

ルースターズの楽曲は特に際立って完成度が高いわけでもなく、また、バンド自体がスキャンダラスな先鋭性を持っていたわけでもなく、あるいは歌詞が優れて文学的であったわけでもなく、更に大江のボーカルにいたってはハッキリ下手だと思っていたほどですから、何故このバンドに惹かれたのか、今もってわからないのです。

皆さんの文章を読んでいると、一瞬ではあったが圧倒的な疾走感(池畑潤二のドラムが大いに寄与していたのだと思う)に乗った大江慎也はホントに輝いていた、というような記述があり、成る程、とは思いますが、実際私はその疾走感溢れるルースターズ
あまり知らない(C.M.Cにその余波は認められるような気はするが)わけですから、ルースターズの、大江慎也のどこが良いのか?と問われても答える術がないのです。

たまたま偶然好きになったのかもしれませんが、このサイトを見ているととても偶然だとも思えず、謎は深まるばかりです。
ルースターズおよび大江慎也には絶対「何か」特別なものがあったのだと思います。それは確信できます。
しかし、それが何だったのか、わかりません。
ホント不思議です。