大江慎也&The Roostersの軌跡

その昔、ルースターズというバンドがあって、SからZに変わって、大江さんが復活して・・・

長崎平和会館 (1984.4.25)

■Roosters at 長崎 `83? / 大タキさん (1998.07.08)

多分DIS発売後Good Dreams発売前だと思うので83年頃。
ルースターズが長崎平和会館でやりました。

当時高2のぼくはバニーメンとか好きだったんでDISはアリというかツボだったんですが、友達は「池畑と井上のおらんルースターズはもうよか」とライブに来ないヤツもいました。

とはいえ、ライブに飢えてる長崎のパンク・キッズはとりあえず全員集合の客席。
DISはまだ聞いてないけど爆裂都市は見たぜって顔でしょうか。
当時はルースターズだろうがモッズだろうがスターリンだろうが開演前にライト落ちると「○○出てこい!」とケンカ口調で吠えるのがお約束。
「オーエ出てこんかー!」の怒号の中フラフラと大江氏登場。
記憶あやふやなんですが、おそらく1曲目はHeart`s Edge、あのソリッドなイントロに背筋鳥肌です。

なんだかもみくちゃな内に最初のブレイク。
あれ?この人たちなんかフツウのシャツとズボン着てるぞ?
と、そこで初めて気がつきました。
おいおいよく見たらベース坊ちゃん刈りやぞ、なんかちがうなー
という空気が流れます。

以後も速い曲で「うおお、行くぜー、ダイブしたろかーっ」てところで、いきなり「あ~いむすえいんいんじええ~」と、血気盛んな若者の盛り上がりに水を差す構成。
とにかく初期の曲はやらない。
なにかもやもやした客の、アンコールでのレッツロックやれコールも空しく、終始下を向いて演奏するバンドのライブは終了。

・・・てかんじが当時の空気だった様に思います。