大江慎也&The Roostersの軌跡

その昔、ルースターズというバンドがあって、SからZに変わって、大江さんが復活して・・・

ROCK'N'ROLL GYPSIES (2003.06.18,下北沢 CLUB 251)

■ROCK'N'ROLL GYPSIES(2003.06.18, 下北沢 CLUB 251)/ 雅さん (2003.06.25)
・6月18日、下北沢「CLUB251」でのロックンロールジプシーズLiveに おける大江慎也の突然のステージ復帰は、本当に衝撃的でした。
・「衝撃的」という意味では、過去100回以上を数える自分のLive経験で、この日の大江復活がもちろん最高です。
・この日のLiveはジプシーズのニューアルバム「Ⅰ」発売記念ということで、演奏されたのは「Ⅰ」収録曲が多く、しかし当日が「Ⅰ」発売日だったため、当然ながら自分は未聴。なじみがない曲が多く演奏されたゆえに、Liveに今ひとつのめり込めないまま時間が過ぎていきました。
・また、この日は(特に前半)、会場の音まわりが不調。特に花田のヴォーカルは歌詞が聞き取れないほどでした。音を聞いていて、ちっとも気持ちがよくなく、時には耳障りに感じる瞬間すらありました。
・そんな状態のせいか、会場のムードはどことなく白けた感じで、1曲1曲の演奏が終わっても、歓声は少なく拍手もまばらといった印象でした。
・この日のスタート時間は20時10分。仮にLiveを2時間演ったとしたら、終演は22時過ぎになってしまう。

個人的な事情ですが、自分は都外在住者なので、Liveの終了時間があまり遅くなると終電が‥‥‥。

・おまけにこの日は、昼過ぎからずっと雨‥‥‥。
・しかし! そんなさまざまなマイナス要素も、大江の登場で すべてブッ飛びました!
・「終電なんて構うもんか!」「もう、どうなったっていい!」。 
  30代後半のくだびれた勤め人である自分を、そんな純な気持ちに させてくれたのが、まさかまさかの大江登場でした!
・観客も、花田の「今日は遊びに来てくれました、大江慎也!(確かこんなふうに紹介してたと思いましたが‥‥。間違ってたらすみません)」の紹介に一瞬唖然。
 そして、その意味をよーくかみ砕いて、長年抱き続けてきた夢のまた夢が、ついに今ここで現実になる、ということを自覚し、そして狂喜乱舞(!)、という感じでした。
・会場は大江の登場で、それまでの白けムードは一転!
 人の波がステージへ押し寄せ、一気にスパーク状態に!
・あとはもう会場中「大江~!」「おおえ~!」「オオエ~!」
 「OHE~!」の絶叫の嵐!
・自分も年甲斐もなく、我を忘れて本当にエキサイト! 
  声が枯れるほど絶叫してしまいました(苦笑)。
・大江はしゃべりはしませんでしたが、歌いました!
  だから驚きだったのです!
・しかも大江が歌ったのはルースターズ時代の「恋をしようよ」
 「撃沈魚雷」「レッツロック」の3曲!
・まさかオリジナルルースターズが演るこれらの曲を、今日この日に
 体験できるとは‥‥。
・しかも自分の位置からはちょうど死角になって、下山がほとんど視界に入らなかったのです。(下山さん、こんな言い方をしてしまって
 本当に申し訳ない!)
・21世紀に、花田、井上、池畑と一緒にステージに立つ大江!
 とにかく今でも信じられません! 今、こうしてキーボートを 打っていても震えが来てしまいました。
・しかし、今年3月に30年ぶりに実現したローリングストーンズの
 日本武道館公演じゃないですけど、人間やっぱり長生きするもんですね~


<追伸1/2>
ファンにとっては大感激の「祝・大江慎也ステージ復帰」でしたが、しかしながらファン以外の人にとっては「チビで太った変なおっさんが下手な歌を歌ってる(失礼!)」だけだったと思います。
ルックス的には、雑誌「音楽と人」7月号のフォトとまったく同じという感じで、やっぱり変です(再び失礼!)。
実際、Liveでもかなり危ない感じでした。歌ったといっても「キッチリ歌を歌った」という感じじゃないですし‥‥‥。 
完全に白目を剥いてしまった瞬間もありましたし、観ているこっちがハラハラしてしまったのも事実です。

<追伸2/2>
個人的な話で大変恐縮ですが、当日は本当に幸運なことに、花田と下山、そしてなんと大江にタッチすることができました。(彼らがステージを行き来する通路際が、自分の位置だったので)。
大江については、Live終了後、肩を2度、軽く叩いたのですが、汗びっしょりの状態でした。