大江慎也&The Roostersの軌跡

その昔、ルースターズというバンドがあって、SからZに変わって、大江さんが復活して・・・

Fuji Rock Festival グリーンステージ (2004.07.30)

■2004年7月30日 Fuji Rock Festival グリーンステージ / 伊藤さん(2004.07.31)

自分がまさかこの件名で投稿できる日が来るとは,夢にも思いませんでした。
それは昨日です。

フジロック」ということで,こういうものは苦手で初参加なのですが,ルースターズのライヴのチケットなら高いチケットも全く惜しくありませんでした。
3年前,地元なのでもしかしたら大江さんもゲスト参加するかなと期待し,北九州博覧祭まで行った交通費を思えば,東京の手前の新潟県なら安い物だし(私は東北地方に住んでいます)。
この日,車中と会場で待つ時間,ウォークマンルースターズの楽曲を全部聴きました。
鶴岡を通った時,「ここは下山さんの故郷だよなあ。今日,下山さんも絶対見に来ているよなあ。」と思ったりしました。
列車が新潟県に入ったとたん,もうどうしょうもなくなりました。
「同じ県に,今,ルースターズの4人がいるんだ。」と思うと,特急列車の速度がとても遅く感じられました。
新潟から新幹線に乗り換えて,越後湯沢に着き,シャトルバスで会場へ。
余裕を持って出発した上,バス待ち時間は10分もなく,会場へは午後1時前に到着。
他に見たいバンドもないので,時間をつぶすだけで午後4時になりました。

ステージの背景に黒地にし白抜きで「THE ROOSTERS」の垂れ幕。
オーディエンスは刻々と増え,「こんなにファンがいるんだ。だったらこれからもっとライヴ活動ができるだろうに……。」と思っていると,いよいよ来ました,4人が。
最後に大江さんが出てきた時には,もう自分を忘れていました。

私は今まで大好きなロックンロール・ジプシーズやローリング・ストーンズを始め,数多くのライヴに足を運んでいますが,拍手くらいはするものの,叫んだり,腕を振り上げたこときは一度もありませんでしたが,ここで「大江!」と自然に大声が出ていました。
40歳を前にして,初めて叫んでしまいした。
ライヴの内容は,他にたくさんの人が見ているでしょうし,曲目や彼らの様子については詳しくは書きません。

個人的な感想だけを書かせていただくと,「こんなに魅力のあるバンドが,これを最後に活動しないなんてもったいなさ過ぎる。」と思いました。
大江さんはとても調子がいいようで,安心しました。
選曲については,「彼らも初期ルースターズを聴きこんでいるんだなあ。
その上で選び抜いたんだろうなあ。」と思いました。
例えば「ヘイ・ガール」は私はもう本当に大好きな曲なのですが,「ただ盛り上がるだけ」ならたくさんある他の曲よりこの曲を選んでくれて,本当にうれしかったです。
「自分は歴史的ライヴにいるんだなあ。」と実感しながら見ました。
これからの4人にも目が離せません。

大江さん,花田さん,池畑さん,井上さん,本当にありがどうございました。