■大江慎也の叫び (2003.08.30, Zepp FUKUOKA) / Y.Kさん (2003.09.02)
大江慎也の叫び、目の当たりにしました。
去る8月30日にZepp FUKUOKAでそれをはじめてみました。
私自身、30歳なので、リアルタイムで見たこともなければ、名前しか知りませんでした。
その日は、元アコースティックスのマツナガさんの主催のイベントで、彼経営のスタジオの一周年記念イベントが開催されていました。
地元のまあまあなミュージシャンたちが演奏していて、旦那(38歳バンドマン)の付き添いできていた私は退屈な時間を過ごしていました。
4バンド目が終わった後、それまでステージの前には若い10代の子たちが群がっていたのに、急に30後半40代の雰囲気ありげな方たちが集まり始め、その観衆の中には元ロッカーズの鶴川仁美氏の姿もありました。
そのただならぬ様子で何が起こるかは容易に推測できました。
司会者の「シークレットゲスト!!!」のアナウンス。
登場したのは小太りの、顔も腹もたるみきったおっちゃん。
でもかもし出すオーラはその場にいた全ての観衆を釘付けにしました。
え?だれなん?ライブが始まるとともにすごい光景が飛び込んできました。
ロックはこうだ! ギターはこう弾くんだ! 俺をみろ! 汗が飛び散り
目をむき弦を切らんばかりにかき鳴らす。
MCはたった一言「・・・あと3曲。」
アッという間に5~6曲駆け抜け、アンコールでは「やっぱいいねえ。最近福岡に越してきました」
今までのバンドは幼稚園の演奏会だったのか?と思うほど。
ラストの主催者のライブさえもしょぼく感じてしまうほど、全てをかっさらって行きました。