大江慎也&The Roostersの軌跡

その昔、ルースターズというバンドがあって、SからZに変わって、大江さんが復活して・・・

京都BIG BANG(1985.2.18)

■1985/2/18 京都BIG BANG / 嶋田さん(1999.5.19)

1985/2/18 京都BIG BANGでルースターズを見ました。
僕が大江在籍のルースターズを見たのはこのライブが最初で最後でした。
このライブは大江が脱退するちょうど1ヶ月前のもので、それはそれは素晴らしいライブであり、今まで見た全てのライブの中でもっとも印象的なライブの一つです。

東京に居た友人は、当時よく関東でのライブに行っていたのですが、それによると「大江はあかん。歌わん。」と言っており、その情報を聞いていた僕は、歌えなくなった大江をイメージしてライブハウスに行きました。

しかし、目の前に居る大江慎也は、目線を下げてひっそりと立ち、めったに客席を見ず、MCもありませんでしたが、最後まで力強く、もちろん歌詞をとばすことなく、後半かなり声がサイケデリックにカン高くなってましたが、素晴らしいボーカルを聞かせてくれました。

このライブの時点で大江が脱退を決めていたかどうかは知りませんが、今から思えば、何か最後に歌うことだけに打ちこみたいというような大江の気合い、気迫が感じ取れ、このライブのテープは宝物となっています。
それだけに、1ケ月後の脱退が信じられない出来事のように思えました。

次の日の19日もBIG BANGでライブがあったのですが、(僕は試験前で行けなかった)「夜に濡れたい」のかわりに「ロージー」と「ハードレイン」を、「HEARTS EDGE」のかわりに「MONEY」を演奏しています。
これもライブテープを持っていますが、大江の声は迫力があり、素晴らしいの一言につきます。
ライブに行った友人の話では後半大江は着ていたシャツを脱いで、上半身裸で歌ったそうです。

ちなみに18日はライブ終了後、サイン会があり、大江と握手しました。
その手は少し温かく、力はあまり無く、ポヨポヨとしていました。

1.VENUS
2.BROKEN HEART
3.SAD SONG
4.STREET IN THE DARKNESS
5.FAMME FATALE
6.DOWN DOWN
7.DRIVE ALL NIGHT
8.LITTLE RED ROOSTER
9.DO THE BOOGIE
10.ROUTE 66
11.UNDER MY SUMEB
12.キャデラック
13.夜に濡れたい
14.COME ON
15.ニュールンベルグでささやいて
~アンコール~
16.HEARTS EDGE
17.LET'S ROCK