■最後に大江と会ったとき / 三宅さん (2001.04.08)
今から数年前、福岡のライブハウス Be-1で大江のオールナイトコンサートがありました。
夜10時ぐらいから朝の5時まであり、おまけにその日の昼から福岡歯科大の学園祭に出るというかなりハードなスケジュールで大丈夫かなと思いながら足をはこびました。
すると登場した大江はすこぶる元気で、「みなさんこんばんわ、源 頼朝です。」と会場を脱力させつつ前半は弾き語りで始まり1曲目はいきなりガールフレンド!
それからCASE OF INSANITY,GOOD DREAMS,THE AIR,SHE MADE ME CRYとつづきまるで夢心地でした。
その時柏木氏が「大江の映画出演の件は大江が年をとりすぎたのでボツになりました。」とか言ってました。
それから少しのインターバルをはさみONESを従え再登場。
ドライブのきいた演奏でTELL ME,COME‘ON TO ME等、会場は大盛り上がりとなりました。
そしてそのあと福岡歯科大のほうにもいきましたがそこではひともまばらで、その晩の狂騒がうそみたいでしたが、力強い演奏で大江は本当に元気になったんだと感慨にふけってました。
そこの音響関係者に柏木氏が、「うちらはストレートなロックバンドに生まれかわったからVOCAL ,GUITER,BASS,DRUMはほぼ同じ音量にしてくれ。」と言ってました。
それからしばらくして花田 裕之がソロで福岡にきました。
ロビーでタバコを吸っているとなんと向かいの席に大江が座ってくるではありませんか、奥さんと来られてました。
とりあえずフアンです...と声をかけると「そう!また福岡でライブやるから見にきてよ!」と元気一杯で、前にサイン会で何回か見てたのですが、そのときの一言も喋らない姿しか見てなかったので本当にうれしくなりました。
しかしそれが彼をみた最後で、いつのまにか音楽業界から姿を消してしまいました。
今度接することがあるならば、何にもしばられずにリラックスしてR&Bなんかをやっていてほしいです。